Snow Leopard捨てられますか?

Appleは定期的に古いものを捨ててきた。MacのCPUを変更した際、OSが変わった際、しばらくの間古い資産を活かす事が出来るようしてくれていたものの、あるタイミングでバッサリと終わらせる。

過去の例で言えば

  1. 68KからPowerPCに移行した時(OS 9のMixed Mode Managerで実行可能)
  2. Mac OS 9からMac OS Xに移行した時(Classic で実行可能)
  3. PowerPCからIntelに移行した時(RosettaでPowerPCコードを実行可能)

1〜2は、Mac OS X 10.4 Tigerまでで終了。Mac OS X 10.5 Leopard以降、またそもそもIntel MacではClassicはもうサポートされない。そして、いよいよMac OS Xは10.6 Snow Leopardから10.7 Lionにアップデートされ、PowerPCを実行する仕組みであるRosettaは無くなる。

rosetta

これはある程度予告された事で、Mac OS X 10.5 Leopardでは標準であったRosettaは、Mac OS X 10.6 Snow Leopardではオプションインストールで別に入れないといけなかった。これはAppleによる素敵な(?)予告「次はもう無いからね」である。(同様にQuickTime Player 7もオプションインストールであり次はもう無い。)

というわけで、もしPowerPCなアプリをお使いならば、Lionにアップグレードした瞬間にお別れとなる。業務でどうしても必要になっている人などはいないだろうか?

ある! 古いドットインパクトプリンタに伝票を打ち出す為だけに残しているAppleWorksとか、昔のWebサイトをいまだにメンテするためだけに残しているGoLive CSとか、単に開ければいい、見られればいいとアップグレードを怠っているMicrosoft Officeとか...(笑)
古いソフトを捨てて、新しい方法で対応できるならそれもいいけどめんどくさい場合も多い。さて、そこのところをどうするか。

新しいMacが出ると、基本的に最新のOS以降しか動作はしない。Snow LeopardがインストールできるMacを買えるのはいまだけ...PowerPCよ!本当にさようなら、で済まない人はいまのうちに買いましょう。

自分はとりあえずSnow Leopardの起動パーテションは残す予定。安心の為に...