AF精度の低下(マルチCAM3500FX)
Nikon D3sというカメラは、おそらく現在存在するデジタル一眼レフカメラの中ではもっとも高感度できれいな画像を得られるカメラ。しかもその暗い環境でオートフォーカスはビシビシ来る(来てた)から、少々暗いレンズでも大丈夫というスポーツカメラマンにとっては夢のアイテム。
ところが先日から、肝心のオートフォーカスの切れ味が鈍ってきた。レンズをまずは疑ったものの、別のカメラ(D3)では普通にAF-Sモーターがぶりぶりと動いてフォーカスする。ということはやはりカメラボディの問題?
暗い環境は、被写体の輝度もコントラストも低くなり、D3sのオートフォーカスセンサーモジュールでも条件的に厳しくなる。この問題が顕在化してきたという事はやはりオートフォトフォーカス機構の故障かと疑った。
いろいろ技術はあるけれど
このAFセンサーモジュールの技術が真骨頂
Nikonに連絡してみたところ、そういう事例はやはりあるらしく、センサー部にゴミが付いていたり汚れている可能性は否定出来ないとの事。ああ、ゴミだったら逆に取ればいいわけだから嬉しいくらい。とりあえずミラーアップし、カメラ底部に向けてブロアで飛ばす!(良く清掃対象として話題に上るローパスフィルターの方ではない。あちらは絞り込んだ際にゴミが一緒に写真として写ってしまう点で、問題は大きいけど...)
写真はデジカメWatchのD3カットモデルの写真を拝借して説明しています。
元写真はこちらから...
さて、これで問題解決となるのか、もしくは修理センター行きとなるのか?
とりあえず、外の庭でレンズを付けてみた結果は良好。これが暗い環境でどうなるかは現場でやってみなければ分からない。なので結論が出るのは週末。
それにしても大銀ドームだけでなく、各地のスタジアムは東日本大震災後の節電モードにより、照度を落した照明で開催されている。カメラマンにとっては泣くようなシチュエーションが続く。絵柄的には雰囲気も出るのだけどね。
照明は2/3くらい?やっぱりピッチが暗いとねえ。
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